まだスタートしたばかりですが、四国ぐるりと1周記事を公開中。
今回の旅記録は、行った順番ではなく、かなりのランダム。
今回は徳島県にあるスリルのある観光スポット『祖谷のかずら橋』と、そわそわするほどの場所に立つ『小便小僧』の像。
祖谷のかずら橋(徳島県三好市)
祖谷のかずら橋
祖谷と書いて“いや”と読むそうです。
ここは四国の秘境と呼ばれてる場所。
徳島県三好市西祖谷山村(にしいややまそん)という場所にあるスポット。
シラクチカズラという植物で作られた橋。
実際に渡ることができ、これがとてもスリリング。
この祖谷のかずら橋は、昭和30年に国指定重要有形民俗文化財になった、大変長い歴史がある文化財です。
日本三奇橋とも言われていて、このかずら橋は平家の落人が追手から逃れる際、切り落とせるように作ったという説や四国巡行した弘法大使が困っている村人のために作ったという説などがあるそうです。
…だいぶ、極端に説が違うな^^;
すごく自然豊かな奥地にあるスポットですが、年間約30万人もの観光客がくるというので驚き。
祖谷のかずら橋の場所
今回の四国旅は、ほぼほぼ初に近い旅だったので、もちろん!この場所の土地勘があるわけでなく、ナビに任せて訪問しました。
ということで、普段から道案内が苦手な私が場所を説明できるわけもないので、サクっと地図を貼っときましょう。
祖谷かずら橋の場所はこちら↓
Googleマップって、本当すごいよね。
どこでも連れてってくれるもんね。
本当便利な世の中になったもんだ。
祖谷のかずら橋の駐車場
祖谷かずら橋には、広々とした駐車場があります。
観光バスなど、大型車両も駐車可能。
でも、すぐ目の前に少し安い駐車場があるというトリックを発見^^;
よくわからずm、客引きのスタッフさんの誘導で違う駐車場に入ったんだけど、料金がそっちの方が安かったので良かった。
この手の誘導は、熊本で裁判までなった異様な客引きするスポットがあるからね…
ここは、その辺どうなんだろ?関係良好なのかな?と、久しぶりちょっと某紅葉スポットのことを思い出しちゃった^^;
入場料(渡橋料)
祖谷のかずら橋を渡るには、料金が必要です。
※表左→個人・表右→団体(20人以上)
大人(中学生以上) | 550円 | 500円 |
小学生 | 350円 | 320円 |
祖谷のかずら橋への道のり
今回の四国旅は、初日に鳴門の渦潮見るために、相当歩いたのでね…
この日は、旅2日目で駐車場に車停めた瞬間、恐る恐る係の人に「どの位距離ありますか!」って、食い気味に質問した(笑)
〝そんな遠くはないですよ〟と言われたけど、人それぞれ“そんな”の基準って違うからね…と思いながら歩き出した途端、この急坂が出現したので苦笑い。
むむむ…この坂を下るということは、帰りは登るということ。
普段近距離も車移動、もしくはタクシーに乗ろうとするくせに、旅に出ると相当ハードにスケジュールぶち込んで歩きまくるわけですが今回はなかなかハードだぜ。
坂を下って行く途中に、観光地らしいご当地グルメと軽いお土産を販売してるお店があって、基本的にこういう店って私はあまり興味を示さないことが多いんだけど、今回はここにすごく惹かれた♡
で、帰りに立ち寄ったので、それは別項目で。
祖谷のかずら橋は、坂を下りたらすぐに見てきてラッキー。
ただ…帰りは、坂道が地味にきつくて息切れしたけどね^^;
本当、自分の運動不足加減と体力のなさを旅先でいつも悔やむ…。
画像上の部分にかかってる吊り橋が、祖谷のかずら橋。
こちら側から見ると、渡ってる人みんな、すっごいへっぴり腰になってる様子で面白い!
そんな怖いの?と、吊り橋好きは、ちょいとわくわくして小ばかにしたようなこと言ってたら、なんのその。
これは、へっぴり腰になるわ!と、到着したら理由がわかりました。
ちょっとゆるやかな遊歩道があったけど、前日の渦潮があまりにも想定外に歩いたからか、この程度は全く気にならないw
遊歩道を少し歩けば祖谷のかずら橋に到着。
スリル満点かずら橋を渡る!
長さ45m・幅2m・水面からの高さは中央部分で14m、すごく迫力がある橋が現れた。
きれいに編まれてて、芸術性も感じますね。
この橋は、3年に1度のスパンで架け替えが行われてるそうです。
この規模の橋を、3年ごとに架け替えって、なかなかのハイペースじゃない?!
次回の架け替えは、令和9年の1月から2月を予定されてるそうですよ。
この作業、気になるなぁ。
見れたりするのかなぁ…
祖谷のかずら橋は、一方通行となってます。
有人のしっかりとした料金所があるので、そこで通行料を支払い、いざ進みます。
1歩踏み出した瞬間!
「なるほど-!そういうことか!」と、みんながへっぴり腰で渡ってた理由を知る。
これは、確かに回りに掴まらないと進みにくい(笑)
結果、遠くから見ると、みんなへっぴり腰になってるように見えるのね!
もちろん、高所恐怖症の人とか、一部リアルへっぴり腰で足がすくんでいる人もいたけど。
これは、なかなかスリリングで楽しい!
私の足のサイズは24.5cm。
しっかりと板を踏めば、大人だと足が落ちることはなさそうだけど、子供の足とかだとすっぽり入っちゃいそうで怖いね💦
↑この橋の上で、何でみんなへっぴり腰なのー!と笑ったので、私も笑われてたことだろう(笑)
それにしても、下を流れる水がきれいなこと!
私が渡るときは、結構人が多かったけど、渡り終えたタイミングで、ほぼ人がいなくなった瞬間があって、このタイミングで渡った人はちょっと羨ましい!
とってもスリル満点の祖谷のかずら橋も、とても良い思い出となりました。
琵琶の滝
琵琶の滝
一方通行の祖谷かずら橋を渡り終え、少し左に下ると見えてくる滝。
約50mの高さから白糸を引くように一筋に落下する綺麗な滝。
この琵琶の滝は、平家の落人たちが、ここで都をしのんで琵琶を奏で慰め合ったという伝説から、その名が付いたと言われてるそうです。
琵琶の滝を少し進むと、河原に降りることができる階段がありました。
せっかくなので、降りてみる。
すると…祖谷のかずら橋が奥に見えてました。
ちょっと画像じゃ、わかりにくいね。
水がとても綺麗で、ごつごつした大きな岩を見てると、なんとも神秘的な気分。
とても気持ちが良い散策となりました。
ご当地グルメ『でこまわし』
祖谷のかずら橋と周辺を散策した後は、行くときに気になってたお店に立ち寄る。
この初めて聞く『でこまわし』って郷土料理に、すごく興味がわき食べてみることに。
『でこまわし』って初めて聞いたけど、田楽ですね。
でも、その田楽の具材が、決まってるらしく少し珍しい。
そば団子・じゃがいも・岩豆腐・丸こんにゃく、どれも1口サイズで串に刺して、味噌だれをつけて焼くのが基本の様子。
この祖谷のかずら橋がある三好市祖谷地方の郷土料理なんだって。
囲炉裏に串を立てて焼き、全体が焼けるようにぐるぐると串を回しながら作るんだけど、 その様子が阿波人形浄瑠璃の『木偶(でく)人形』が頭を回す姿に似てることから、この名が付いたんだとか。
このお店の『でこまわし』がね、すごく美味しかった!
たっぷりと塗られてる、ゆずみそがすごく好み。
手作りのオリジナルゆず味噌とのことで、瓶詰して販売されてたので、買って帰っちゃった♪
その県に行くと、どこのお土産屋さんにでも売ってあるような商品は、ほぼ興味がなく買わないんだけど、こういうそのお店じゃないと買えないやつは好きですね。
家で炒め物に使ったり、厚揚げに塗って焼いたり、冷ややっこにそのまま乗っけたり、すごく万能で美味しくて良い買い物だった♡
かずら橋夢舞台
駐車場の目の前にある大きな建物は『かずら橋夢舞台』
広々とした施設で、かずら橋や周辺の歴史・文化などを学ぶことができます。
こちらの施設の入場は無料。
地元特産品などを中心に徳島県のお土産売り場や、お食事処もありました。
今回は朝1の訪問で、まだ営業前だったので食事はしてませんが、お食事処は『祖谷そば』が名物とのこと。
やっぱり、自然豊かなところは、そばが名物になりがちだよね(笑)←シレっと失礼w
『祖谷渓の小便小僧』崖に立つスリリングな像!
祖谷渓の小便小僧
祖谷のかずら橋とセットで訪問したかった場所。
すごくスリリングな場所に建てられた小便小僧の像。
小さなスポットで、結構なクネクネ山道を進んで行かなきゃいけないので、興味がない人は「わざわざ…」と思うかもしれませんが、結構行くと面白いよ。
以前、珍百景だったかな!?
何かのテレビ番組で見て、見てみたかった像。
小便小僧の場所と駐車場
小便小僧の像は、祖谷街道の中で一番の難所といわれる七曲(ななまがり)にあります。
対向車が来ませんように!と、願うような道をひたすら進み、かなり標高の高いとこまで行くとありました。
祖谷のかずら橋からは、車で15分くらいの距離ですが、クネクネ山道の15分はなかなか遠く感じるかも^^;
小便小僧の像の場所はこちら↓
すぐ近くにすごく風情のある素敵な温泉宿もありました。
祖谷渓のスリルある景色を宿からも一望できる様子でした。
小便小僧の像には、駐車場はありません。
少し広くなってる路肩に駐車して、ちょこっと見る感じです。
何台もは駐車できないので、ほかの人が来たら譲り合うとか協力しましょう。
スリル満点の小便小僧
谷底までの深さ200m!
大迫力のスリル満点、でも谷を流れる祖谷川はとても透明度が高い深いグリーンをしてて絶景。
突き出てるたくさんの岩は、祖谷街道の開設工事で残ったものなんだとか。
この小便小僧は、1968年に徳島県の彫刻家『河崎良行』さんが制作したもの。
1968年というと、なかなかの歴史がある像ですね。
その昔、この地域に住む子供や祖谷街道工事の作業員、旅人たちが、度胸試しに像のある岩あたりで小便をしてたという、言い伝えがあるんだって💦
男性の皆様…その度胸はありますか(笑)
いやいやいや…怖すぎだろ!
はい。もちろん、現在は柵があり像に近づくことはできません。
絶対に柵を乗り越えて度胸試しなんぞ変な気を起こすことは、してはいけませんよ💦
マジで冗談抜きで、多分そのまま200m下まで落ちるよ…。
この緑豊かな景色は、四季で違った良い景色を楽しめそうな感じがしますね。
紅葉の時とか、どんな感じなのかなぁ。
小便小僧を見たのもよかったけど、とても深い山の素敵な景色を見れたのも良かった♡
祖谷のかずら橋と小便小僧 詳細情報
徳島県三好市のとってもスリリングな観光スポット2か所。
しっかりと思い出に残る、とても素敵な場所でした。
今回は四国全県のいろいろなスポットをハードに旅してきました。
ほかにも色々なスポットの記事はこちらから↓
四国旅記事一覧
住所:徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2
《営業時間》
4月~6月:8:00~18:00
7月~8月:7:30~18:30
9月~3月:8:00~17:00
定休日:なし
※毎日19:00~21:30の時間帯は、渡ることはできませんがライトアップされてます。
関連サイト:徳島県観光協会『祖谷のかずら橋』ページ
※かずら橋夢舞台の営業時間は異なります。
詳しくは公式サイトでご確認ください
→かずら橋夢舞台公式
住所:徳島県三好市池田町松尾
※住所が公開されてない様子ですが、Googleマップのナビで訪問可能。
※24時間いつでも見ることができますが、狭い山道を進み周辺は街灯などもない様子でしたので、明るい時間の訪問をおすすめします。